好きな映画トップ5晒すだけ
思い立ったので。
順番は適当。
1.ファイトクラブ
ルールその1.ファイト・クラブのことは決して口外するな。
2.ドライブマイカー
正直これを布教したくて今これを書いています。
原作は村上春樹の短編集「女のいない男たち」。軸になるシナリオはそのうちの一つ「ドライブマイカー」だけど「木野」と「シエラザード」の話も混じってる。原作も読め。
大事な妻を突然失った主人公が似た境遇の女ドライバーと車を共にすることで過去と向き合う話。
同時並行で進む主人公が演出を手掛ける多言語劇の準備や妻の浮気相手だった腹の内が読めない若手俳優との関りなど色んな要素が絡み合って作品の奥行きを深めてます。
3.SCARFACE
HIPHOP好きなら観ておきたい。
ストーリーはシンプルなアメリカのギャングの成り上がりと堕落を描いた作品。
主人公トニー・モンタナのそんな生きざまが色んなラッパーの心を仕留めたことはヒップホップドリームを形作ったはず。
金持ちになったことで変わっていく環境と思考の変化は見ごたえあります。
4.スターウォーズ EP5 帝国の逆襲
SF金字塔スターウォーズの中でも一番無駄がないというか完璧といっていいだろうEP5。男というか映画好きなら一度は通るべき道だと思ってる。
これ嫌いな奴おる?音楽で例えると僕の中ではビートルズ的立ち位置。
5.ダークナイト
パルプフィクションにするかで悩んだ。
映画に限らず音楽やアニメで力を持つ者とか金持ちの悩みみたいなのにスポットライトがあたりがちな現代だけど(相対的に貧困が話題に持ち上がらないのまずいよね)そういう傾向ってこの映画が公開された時代のあたりから始まったよねって思ってる。
自分の持つ影響力をコントロールできないことの罪をやり方を問わない悪役らしい振る舞いと驚異的な演技で問うたジョーカーは歴史に残るヴィランです。
聴くべしアルバム② SATURATIONⅡ/BROCKHAMPTON

数々の名盤を遺して2022年に無期限活動休止となった本人たち曰く”ボーイズバンド”のBROCKHAMPTONによるアルバム2作目。
SATURATIONシリーズはどれを聞いても当たりだが個人的に一番好きなのは2。
BROCKHAMPTONのすべてのアルバムに言えることだが味の違う様々な食材を混ぜたる和えたり焼いたらめちゃくちゃ美味しい料理ができたみたいな感動を味わえる。
彼らの何よりの特徴の一つは独特なサウンド。時折サンプリングも織り交ぜながらヒップホップらしいビートの作り方に忠実ながらも、どの曲にも曲の芯ともいえるサウンドというかメロディーがあってそれがとても耳に残る。
SATURATION2は個人的にはサウンドの癖を効かせつつも一番聴いてて疲れないアルバムだと思う。
GUMMY、QUEER、JELLOとアップテンポのバンガーを用意しつつも次2曲はBPMを落とし熱は冷めない程度に肩を揺らさせてくれる。その後もskitを挟みながら様々な角度から攻めたサウンドを披露し、最後にはギターの効いたいわゆるエモ調のSUNNY、SUMMERで締めてくれる。
何人ものラッパーとシンガーが代わり替わり現れそれぞれの個性を発揮しながら曲を編んでいくのはこのグループでしかできない技であり、じっくり聞いてそれぞれのメンバーの技術を堪能してほしい。
聴くべしアルバム① Illmatic/Nas (1994)

生きる伝説として現在も精力的にアルバムをリリースし続けるNasのデビューアルバム。
70年代にヒップホップが生まれ、単なるダンスミュージックのジャンルがからLL coolJがイケてる音楽へ、Public Enemyが社会派のアーティストたちが持つ武器へ、N.W.Aがギャングの生きざまとその恐ろしさを伝えるツールへと手を施していった80年代の後に、クイーンズ出身のNasはラップミュージックをニューヨークに生きる黒人のリアルを伝えるメディアの一つとした。
このアルバムの最たる魅力の一つはNasのマイクから放たれるリリシズムだろう。
ラップミュージックにおいてリリシズムを語るときにこのアルバムは避けては通れないし、新しくリリースされたアルバムのリリシズムをレビューするとき必ずこのアルバムは比較対象となる。
ただラップがめちゃくちゃ上手いだけでなく頭も冴える青年だったNasはNYのクイーンズで貧困や治安の悪さに苦しみながら、クスリをさばいたり強盗を働いて稼ぎその金で酒や女やドラッグ、金の浪費に溺れることで今日も生きていけるとする貧困街に住む黒人達の"リアル"を言葉巧みに伝えた。
"人生はくそったれだ"とブルックリン出身のラップ仲間AZと共に、"眠りは死のいとこ"とまで言わせるゲットーで生きていく厳しさを、Verbal AssassinことNasは同じ環境で生きているホーミー達をシャウトアウトしながら語った。
もちろん魅力はリリシズムだけでなくQ-tipやPete Rockといった当時のNYの一流プロデューサーによって手掛けられたビートにもある。正直リリックが分かんなくてもビートとフローだけで飯2杯くらいはいけると思う。
サンプリング文化が花開いた90年代前半の東海岸オールドスクールなビートの集大成ともいえるだろう。ぜひwhosampled.comとかで美しいビートがどんな構成をしてるのかも一緒に見てほしい。
好きなリリック
'Cause when the pistol blows,
the one that's murdered be the cool one (One loveより)
'Cause when the pistol blows
ピストルが鳴った時、
the one that's murdered be the cool one 殺された奴はクール(死冷)になる
the one that murdered be the cool one 殺した奴はクール(冷酷)なやつだ
となる2重の言葉遊び。